112F7|第112回 医師国家試験 過去問

小児・周産期・女性医学産婦人科分娩管理・産科救急

正常頭位分娩について正しいのはどれか。

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正解: d

正答

d

この問題のポイント

正常分娩では胎児が産道の形状に合わせて屈曲・回旋・伸展し、児頭に続いて肩が通過します。骨盤入口と出口では広い径の向きが異なります。

解説

児頭は第1回旋で屈曲して小さい径を先進させ、第2回旋で後頭部を母体前方へ向ける内旋を行います。第3回旋では恥骨弓の下を支点に伸展して児頭が娩出され、その後、肩の内旋に合わせて児頭が第4回旋として外旋します。肩も肩幅が各部の通りやすい径に沿うよう回旋し、通常は前在肩が恥骨弓の下から先に娩出されます。児頭の動きと肩の動きの時期を分けて追います。

選択肢の確認

a 児頭の第2回旋と第4回旋は同方向である。
誤り。第2回旋は内旋、第4回旋は肩に合わせた外旋であり、一般に同方向の回転ではありません。

b 児頭の第4回旋は発露とほぼ同時に起こる。
誤り。発露は児頭が陣痛間欠期にも後退しなくなった段階です。第4回旋は児頭が娩出された後に起こります。

c 児頭の第1回旋と第3回旋は同じ動きである。
誤り。第1回旋は屈曲、第3回旋は伸展で、動きは逆です。

d 児の肩甲はその肩幅が骨盤最大径に一致するように回旋する。
正しい。肩幅が産道の各位置で通過しやすい径に一致するように回旋し、骨盤出口では前後方向へ向かいます。

e 児の肩甲は母体の背側にある肩甲から先に母体外に娩出される。
誤り。通常は母体前方の肩が恥骨弓の下から先に現れ、その後に後方の肩が娩出されます。

覚えるポイント

児頭は「屈曲→内旋→伸展→外旋」。肩は児頭に続いて回旋し、前在肩から娩出されると整理します。

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