112F8|第112回 医師国家試験 過去問
自記式の心理学的検査はどれか。
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正解: c
正答
c
この問題のポイント
自記式は本人が質問項目に回答する方式です。検査者が質問・課題を提示して採点する検査や、保護者による発達評価と区別します。
解説
状態特性不安検査STAIは、今この時点の不安である状態不安と、普段から不安を感じやすい傾向である特性不安を質問紙で評価します。対象者が自分の状態を回答する自記式検査です。心理検査は何を測るかだけでなく、誰が回答・判定するかも重要です。自記式では本人の読解力、理解、回答への協力などが結果に影響し、得点だけで診断を確定するものではありません。
選択肢の確認
a Rorschachテスト
誤り。インクのしみを見て何に見えるか答える投影法で、検査者が反応を記録・解釈します。標準的な自記式質問紙ではありません。
b 津守・稲毛式発達検査
誤り。乳幼児の生活行動や発達について、養育者からの情報などを用いて評価する検査です。受検児本人が記入する方式ではありません。
c 状態特性不安検査〈STAI〉
正しい。状態不安と特性不安を、本人が質問紙に回答して評価します。
d Mini-Mental State Examination〈MMSE〉
誤り。検査者が見当識・記憶・計算などの課題を提示し、回答や遂行を採点する認知機能検査です。
e 簡易精神症状評価尺度[Brief Psychiatric Rating Scale〈BPRS〉]
誤り。精神症状の程度を面接・観察に基づいて評価者が採点する尺度で、自記式ではありません。
覚えるポイント
STAIは本人回答による不安評価、MMSEは課題式の認知機能評価、BPRSは評価者による精神症状評価です。
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