113A9|第113回 医師国家試験 過去問
膵管内乳頭粘液性腫瘍〈IPMN〉でみられないのはどれか。
解答・解説を見る
正解: c
正答
c 主膵管のびまん性狭窄
この問題のポイント
IPMNは膵管内で粘液を産生し乳頭状に増殖する腫瘍です。膵管の拡張が特徴で、主膵管のびまん性狭窄は典型ではありません。
解説
主膵管型では主膵管が拡張し、分枝型では拡張した分枝が集まってブドウの房状に見えることがあります。粘液が十二指腸へ流出すると、Vater乳頭の開口部が開大する所見を認めます。膵管鏡では粘膜の乳頭状病変をイクラ状と表現することがあります。
主膵管の長い範囲の狭細化は、自己免疫性膵炎などを考える所見です。IPMNでも浸潤癌合併や粘液による閉塞などで非典型的な所見をとることはありますが、本問は基本的な形態の対応を問っています。
選択肢の確認
a Vater乳頭口の開大
みられます。多量の粘液排出に伴って乳頭開口部が開大することがあります。
b 膵管内の乳頭状増生
みられます。膵管内の粘液産生上皮が乳頭状に増殖することが病名の由来です。
c 主膵管のびまん性狭窄
正答。主膵管のびまん性狭窄は典型ではなく、IPMNでは拡張が基本です。
d 膵管分枝のブドウの房状拡張
みられます。分枝型では拡張した複数の分枝がブドウの房状に見えます。
e 主膵管内のイクラ状隆起性病変
みられます。膵管内の乳頭状病変を内視鏡でイクラ状と表現することがあります。
覚えるポイント
- IPMNは粘液産生・乳頭状増殖・膵管拡張を結びつけます。
- びまん性膵管狭細化は自己免疫性膵炎などと比較します。
掲載内容は受験学習用に編集しています。正式な正答・採点上の取扱いは、各試験実施機関の発表を優先してください。 情報の確認方法と訂正窓口は編集方針に掲載しています。 本サービスは診断・治療・臨床判断を目的とするものではありません。
問題文・正答・解説に誤りを見つけたら、この問題の誤りを報告する([email protected])までお知らせください。確認して修正します。