113B24|第113回 医師国家試験 過去問
成人の生活習慣病の発症予防のために改善すべき習慣はどれか。
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正解: a
正答
a 塩分摂取量12g/日
この問題のポイント
塩分12g/日は明らかに過剰です。減塩は血圧を下げ、循環器疾患の予防につながります。各習慣の量と頻度を比較します。
解説
日本人の食事摂取基準では、成人の食塩相当量の目標量は12g/日より少なく設定されています。2025年版でも男性7.5g/日未満、女性6.5g/日未満であり、疾病の有無に応じてさらに制限します。食塩の多い汁物、加工食品、調味料を見直すことが本問の優先事項です。
食物繊維や魚の摂取、定期的な運動は一般に望ましい方向の習慣です。ただし、食物繊維50g/日をすべての人に勧めるという意味ではなく、急な増量による腹部症状や栄養バランスにも配慮します。少量・低頻度の飲酒でもリスクはゼロではありませんが、選択肢間では食塩12g/日の過剰が最も明確です。
選択肢の確認
a 塩分摂取量12g/日
正答。食塩相当量12g/日は成人の目標量を大きく上回り、減塩を勧めます。
b 食物繊維の摂取が50g/日
本問の最適解ではありません。食物繊維は不足を避けたい栄養素ですが、50gを一律の目標にはせず、耐容性と食事全体を確認します。
c 肉類より魚介類を多く摂取
本問の最適解ではありません。魚の摂取は脂肪酸組成の面で有用です。ただし、塩蔵品や調理法による塩分には注意します。
d 30分以上の運動を2回/週
本問の最適解ではありません。定期的に運動する習慣は望ましく、体力に応じて活動量を増やします。これだけで必要な活動量が十分とは限りません。
e ビール350mL/日を2回/週
本問の最適解ではありません。5%のビール350mLは純アルコール約14gです。低頻度でも飲酒のリスクはあり、健康のために飲み始めることは勧めません。
覚えるポイント
- 食塩は食品の塩味だけでなく、汁物・加工食品・調味料からも入ります。
- 選択肢の正誤と、各習慣を無条件に推奨できるかは分けて考えます。
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