113C66|第113回 医師国家試験 過去問

小児・周産期・女性医学産婦人科妊娠生理・健診

卵膜の構成について母体側から胎児側の順で正しいのはどれか。

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正解: c

正答

c 脱落膜→絨毛膜→羊膜

この問題のポイント

母体由来の脱落膜が外側、羊水に直接接する羊膜が内側、その間が絨毛膜である。

解説

子宮内の胎児を包む膜の並びは、母体側から脱落膜→絨毛膜→羊膜→羊水・胎児となる。脱落膜は妊娠に伴って変化した母体子宮内膜であり、母体側に位置する。絨毛膜と羊膜は胎児付属物で、絨毛膜が外側、羊膜が内側となる。羊膜は羊膜腔の表面を覆い、羊水と直接接する。

この順序は、破水や上行性感染の広がりを理解する際にも役立つ。胎児由来の膜を狭い意味でいう場合は羊膜と絨毛膜を指すが、本問は母体由来の脱落膜を含めた層の位置関係を尋ねている。6つの組合せを丸暗記するより、母体の内膜である脱落膜を最初、羊水側の羊膜を最後に固定すると、その間に絨毛膜が入ると判断できる。

選択肢の確認

a 絨毛膜→羊膜→脱落膜
誤り。脱落膜は母体由来で最も母体側にあるため、胎児側の最後には置かれない。

b 絨毛膜→脱落膜→羊膜
誤り。脱落膜より外側に絨毛膜がある並びになっている。母体側は脱落膜が先である。

c 脱落膜→絨毛膜→羊膜
正しい。母体子宮内膜の脱落膜、胎児由来の絨毛膜、羊水に接する羊膜の順となる。

d 脱落膜→羊膜→絨毛膜
誤り。羊膜と絨毛膜の位置が逆である。羊膜は絨毛膜より胎児・羊水側に位置する。

e 羊膜→絨毛膜→脱落膜
誤り。母体から胎児への順序を反対に並べている。この並びは胎児側から母体側へ見た順序である。

f 羊膜→脱落膜→絨毛膜
誤り。羊膜を最も母体側に置き、脱落膜を中間に置いている。脱落膜が母体側、羊膜が胎児側である。

覚えるポイント

  • 外から「脱・絨・羊」。
  • 脱落膜は母体由来、羊膜は羊水に直接接する。

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