113E18|第113回 医師国家試験 過去問

脳・精神・感覚器・皮膚眼科網膜・黄斑・視神経

うっ血乳頭に随伴する初期症状はどれか。

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正解: b

正答

b 頭 痛

この問題のポイント

うっ血乳頭は頭蓋内圧亢進による視神経乳頭の腫脹です。初期には視力が比較的保たれ、原因となる頭蓋内圧亢進の頭痛が先行・随伴します。

解説

頭蓋内圧が上昇すると、視神経周囲のくも膜下腔へ圧が伝わり、乳頭部の軸索輸送が障害されて腫脹が生じます。多くは両側性で、脳腫瘍や水頭症、頭蓋内圧亢進をきたす病態の検索が必要です。

初期から持続する著明な視力低下が前面に出る視神経炎などと異なり、うっ血乳頭では初期の中心視力は比較的良好です。一過性の視覚消失や盲点拡大を伴うことはあります。長く続けば視神経障害が進み、視野狭窄や視力低下をきたすため、初期に見えているから放置してよいという意味ではありません。

選択肢の確認

a 眼 痛
本問の代表的な初期症状ではありません。眼痛、特に眼球運動痛なら視神経炎など別の病態も検討します。

b 頭 痛
正しい。頭蓋内圧亢進に伴う頭痛が重要で、うっ血乳頭を認めた際には原因検索を急ぎます。

c 眼精疲労
本問では選びません。眼精疲労は屈折・調節の問題などでみられ、うっ血乳頭の代表的な初期症状ではありません。

d 視力低下
本問では選びません。初期には中心視力が保たれることが多く、持続する視力低下は進行した視神経障害などで問題になります。

e 求心性視野狭窄
本問では選びません。進行すれば視野が障害されますが、初期の代表的な視野変化は盲点拡大で、求心性狭窄ではありません。

覚えるポイント

  • うっ血乳頭=頭蓋内圧亢進を考えます。
  • 初期の視力保持と、疾患の緊急性は別です。

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