113F26|第113回 医師国家試験 過去問
定期接種として65歳時に接種が推奨されているワクチンはどれか。
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正解: b
正答
b 肺炎球菌ワクチン
この問題のポイント
65歳を対象に行う定期接種として、選択肢では高齢者の肺炎球菌ワクチンが該当する。インフルエンザウイルスとインフルエンザ菌を区別する。
解説
肺炎球菌は高齢者の肺炎、菌血症、髄膜炎などの原因となる。日本では高齢者の肺炎球菌感染症に対する定期接種が2014年に開始され、65歳の人などが対象となる。出題時の2019年には23価肺炎球菌莢膜ポリサッカライドワクチン〈PPSV23〉が用いられ、特定年齢の高齢者への経過措置もあった。現行制度では2026年4月から定期接種に用いる製剤が20価肺炎球菌結合型ワクチン〈PCV20〉へ変更されているが、65歳という基本的対象は変わらず、本問の答えはbである。60~64歳でも一定の重い心・腎・呼吸機能障害やHIVによる免疫機能障害がある場合は対象となる。接種歴、対象年齢、製剤、自治体の案内を確認する。肺炎の原因は多様なので、接種によりすべての肺炎を防げるわけではない。
選択肢の確認
a 麻疹ワクチン
誤り。麻疹の定期接種は主に小児期にMRワクチンとして行う。成人でも免疫不十分なら検討するが、65歳という年齢で一律の定期接種ではない。
b 肺炎球菌ワクチン
正しい。高齢者の肺炎球菌感染症の予防を目的に65歳等で定期接種を行う。製剤は出題時と現在で変更されている。
c 髄膜炎菌ワクチン
誤り。髄膜炎菌ワクチンは渡航、集団生活、特定の基礎疾患などで検討されるが、65歳を対象とする一般的定期接種ではない。
d B型肝炎ワクチン
誤り。B型肝炎の定期接種は乳児を対象とする。高齢者にも曝露リスク等による接種機会はあるが、65歳時の定期接種ではない。
e インフルエンザ桿菌ワクチン
誤り。Hibワクチンは小児の侵襲性感染症を予防する。高齢者が毎年接種するインフルエンザワクチンはウイルスに対する別の製剤である。
覚えるポイント
65歳の肺炎球菌定期接種を押さえる。2019年はPPSV23、2026年4月からPCV20。Hibとインフルエンザウイルスは別物である。
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