115C65|第115回 医師国家試験 過去問
総合診療・救急・ケア救急・集中治療熱傷・中毒・環境障害
対応で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: c・d
正解
c ドネペジルの中止
d 硫酸アトロピン投与
解説
この症例は、ドネペジルによるコリン作動性クリーゼ を考える場面です。
したがって対応の基本は、
- 原因薬の中止
- 過剰なムスカリン作用への拮抗
です。
なぜ c と d なのか
c ドネペジルの中止
原因薬を続けていては症状は改善しません。
まず ドネペジルを中止 することが必要です。
d 硫酸アトロピン投与
アトロピンは 抗コリン薬 で、
- 流涎
- 気道分泌過多
- 徐脈
- 縮瞳
などの ムスカリン症状 を改善します。
この症例では、まさに必要な対応です。
各選択肢の検討
a アドレナリン投与
誤りです。
アナフィラキシーや心停止の一部で使いますが、この病態の基本治療ではありません。
b ダントロレン投与
誤りです。
悪性高熱症や悪性症候群で用いる薬であり、ここでは適応外です。
c ドネペジルの中止
正しいです。
原因薬中止は必須です。
d 硫酸アトロピン投与
正しいです。
コリン作動性症状に対する拮抗薬です。
e アセトアミノフェン投与
誤りです。
発熱はありますが、主病態はコリン作動性クリーゼです。解熱より優先すべき対応があります。
ひっかけポイント
この問題では、発熱があるため 感染症 や 悪性症候群 を連想してしまうことがあります。
しかし、縮瞳、流涎、発汗、徐脈 がそろえば、まず コリン作動性過剰 を考えます。
まとめ
正しい対応は、ドネペジルの中止 と 硫酸アトロピン投与 です。