116B2|第116回 医師国家試験 過去問
内科系循環器心不全・心筋症
異常呼吸あるいは息切れを主訴とする患者の所見と原因の組合せについて正しいのはどれか。
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正解: c
正解
c 頸静脈の怒張 --------- 右心不全
解説
呼吸器や循環器の身体所見では、所見が何を意味するかを正確に対応づけることが重要です。
この中で正しい組合せは、頸静脈怒張が右心不全でみられるというものです。
正しい選択肢
- c
右心不全では体静脈系のうっ滞が起こるため、頸静脈怒張を認めやすくなります。
誤っている選択肢
- a
Coarse crackles は気道内分泌物が多いときや肺水腫、誤嚥性肺炎などで聴取されやすい所見です。喘息で代表的なのは wheeze です。 - b
気胸では胸部打診で 鼓音、過共鳴音 を示します。濁音 は胸水や肺炎など液体や実質成分が増えた病態でみられます。 - d
呼吸不全は一般に室内気で PaO2 60Torr 未満 を目安に考えます。SpO2 95% は通常、呼吸不全を示す値ではありません。 - e
Cheyne-Stokes呼吸 は心不全や中枢神経障害でみられる周期性呼吸です。上気道閉塞で典型的なのは stridor です。
ひっかけポイント
- Coarse crackles と wheeze
- 濁音 と 過共鳴音
- Cheyne-Stokes呼吸 と stridor
この対応を混同しないことが大切です。
覚えるポイント
- 頸静脈怒張 は右心不全や上大静脈閉塞で重要です。
- 喘息の代表的聴診所見は wheeze です。