118C74第118回 医師国家試験 過去問

内科系内分泌・代謝糖尿病・低血糖

インスリン治療とともに開始する輸液の組成で適切なのはどれか。

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正解: a

正解

a Na+ 154mEq/L、K+ 0mEq/L、Cl- 154mEq/L、Lactate- 0mEq/L、ブドウ糖0%

解説

この症例は高血糖高浸透圧症候群であり、初期治療ではまず循環血液量の回復が最優先となる。
そのため、最初に用いるべき輸液は等張晶質液であり、選択肢では生理食塩液に相当する a が適切である。

なぜ生理食塩液か

  • 高度脱水と高浸透圧を伴っている。
  • まず血管内容量を回復させ、腎血流を改善する必要がある。
  • ブドウ糖を含まない等張液が初期補液の基本である。

カリウムについて

  • 初診時のKは5.0 mEq/Lであり、開始時点で高くはないが低くもない。
  • カリウム補充は、治療経過中の再評価と尿量確認を踏まえて調整する。
  • 少なくとも、この問題の選択肢の中で初期補液として最も適切なのは a である。

他の選択肢が不適切な理由

  • b、c、d
    Na濃度が低く、しかもブドウ糖を含んでおり、初期蘇生液として不適切である。

  • e
    5%ブドウ糖液であり、実質的に低張液となるため、循環血液量回復の目的に向かない。

ひっかけポイント

  • 高血糖だからといって、最初から糖を含む輸液を選ばない。
  • HHSの初期対応は、まず等張液で脱水を是正することである。

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