118F26|第118回 医師国家試験 過去問
基礎・検査・法医学基礎医学・遺伝医学解剖・発生
頸部を圧迫した際に閉塞しないのはどれか。
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正解: e
正解
e 腕頭動脈
考え方
頸部を外から圧迫したときに閉塞しやすいのは、頸部表層を走る柔らかい管腔構造 です。
これに対して 腕頭動脈 は胸骨柄の後方、つまりより深部を走っているため、頸部表面からの圧迫では閉塞しにくいです。
なぜ腕頭動脈は閉塞しにくいのか
腕頭動脈は大動脈弓から分岐し、胸郭内から上行して右総頸動脈と右鎖骨下動脈へ分かれます。
頸部の浅い位置を走るわけではないため、頸部外表からの圧迫の影響を受けにくいのが特徴です。
他の選択肢
a 気管
頸部前面の比較的表層にあり、外力で圧迫され得ます。
b 外頸静脈
浅い位置を走るため、圧迫で閉塞しやすいです。
c 総頸動脈
頸部を走行しているため、外からの圧迫の影響を受けます。
d 内頸静脈
静脈は壁が薄く、特に圧迫でつぶれやすいです。
e 腕頭動脈
正解 です。
胸骨柄の後方に位置するため、頸部圧迫で直接閉塞しにくいです。
ひっかけポイント
「頸部を圧迫した際」とあるので、頸部に関係する血管は全部つぶれるように見えますが、解剖学的な深さ が重要です。
覚えるポイント
頸部圧迫で閉塞しにくいのは、頸部の外から直接押せない深部構造 です。
この問題では 腕頭動脈 がそれに当たります。