112C7|第112回 医師国家試験 過去問
冠動脈の造影3D-CTを別に示す。 左冠動脈回旋枝はどれか。

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正解: c
正答
c ③
この問題のポイント
左冠動脈の分岐を、房室溝を回る回旋枝と心室間溝を心尖へ向かう前下行枝の走行で区別する。
解説
左冠動脈は大動脈基部から出る左主幹部を経て、主に前下行枝と回旋枝に分かれる。前下行枝は前室間溝を心尖方向に走行し、回旋枝は左房と左室の境界にある左房室溝を心臓の左側から後方へ回り込む。画像上では左主幹部に相当する②から分岐し、画面右側の心臓外側を回る③が左冠動脈回旋枝である。
3D-CTでは視点によって左右や傾きが変わるため、画面上の位置だけで枝名を決めない。大動脈からの起始をたどり、左主幹部、分岐、心尖へ向かう走行、房室溝を回る走行の順に確認する。本画像の⑤は前下行枝、④はその対角枝に相当する走行で、③とは分岐後に向かう方向が異なる。
選択肢の確認
a ①
誤り。①は大動脈基部から患者右側へ向かう右冠動脈の起始部付近を示す。左冠動脈の回旋枝ではない。
b ②
誤り。②は大動脈から分岐して前下行枝・回旋枝へつながる左冠動脈主幹部を示す。分岐後の回旋枝そのものではない。
c ③
正しい。③は左冠動脈から分岐し、左房室溝に沿って心臓外側へ回り込む回旋枝を示す。
d ④
誤り。④は前下行枝から左室前外側へ分かれる対角枝に相当する。房室溝を後方へ回る回旋枝とは走行が異なる。
e ⑤
誤り。⑤は前室間溝を心尖へ向かう前下行枝を示す。左室前壁や心室中隔への血流に関わる枝である。
覚えるポイント
回旋枝は左房室溝を回り、前下行枝は前室間溝を心尖へ下る。3D像では起始と走行をたどる。
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