113C24|第113回 医師国家試験 過去問

基礎・検査・法医学基礎医学・遺伝医学解剖・発生

副交感神経を含むのはどれか。3つ選べ。

3つ選択
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正解: a・c・d

正答

a 動眼神経、c 顔面神経、d 迷走神経

この問題のポイント

副交感神経の脳神経性流出は第III・VII・IX・X脳神経である。三叉神経の枝に末梢で合流する線維と、起始する脳神経を区別する。

解説

副交感神経は脳幹と仙髄から出る。脳幹由来の節前線維は動眼神経、顔面神経、舌咽神経、迷走神経を通る。動眼神経は毛様体神経節で中継し、瞳孔括約筋による縮瞳と毛様体筋による近見調節を担う。顔面神経は翼口蓋神経節や顎下神経節を介して、涙腺、顎下腺、舌下腺などの分泌を調節する。迷走神経は胸腹部内臓に広く分布し、心拍抑制や消化管機能の調節を担う。

三叉神経そのものには副交感神経の起始核・独自の節前性流出はない。ただし末梢では、別の脳神経に由来する副交感神経線維が三叉神経の枝に乗って標的へ到達する。この解剖学的な合流を、三叉神経が副交感神経の流出路であることと取り違えない。

選択肢の確認

a 動眼神経
正しい。Edinger-Westphal核由来の節前線維を含み、毛様体神経節を介して縮瞳・近見調節を行う。

b 三叉神経
本問では選ばない。主に顔面の感覚と咀嚼運動を担う。末梢枝には他の脳神経由来の副交感神経線維が合流するが、独自の副交感神経流出はない。

c 顔面神経
正しい。上唾液核などに由来する副交感神経線維を含み、涙腺、顎下腺、舌下腺などの分泌に関わる。

d 迷走神経
正しい。胸腹部内臓へ副交感神経線維を送り、心臓、呼吸器、消化管などを調節する。

e 舌下神経
誤り。舌筋の運動を主に担当する体性運動神経であり、副交感神経の流出路ではない。

覚えるポイント

  • 副交感神経を出す脳神経はIII・VII・IX・X。
  • Vの末梢枝に合流する線維と、節前線維の起始を区別する。

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