120A74|第120回 医師国家試験 過去問
内科系腎・泌尿器腎機能・CKD
尿量1,200mL/日、比重1.015、蛋白1+、潜血1+、随時尿の尿蛋白濃度100mg/dL、随時尿の尿中クレアチニン濃度250mg/dL。 推定1日尿蛋白量を求めよ。
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正解: e
正解
e 0.40g/gCr
解説
この問題は、随時尿の尿蛋白/クレアチニン比を求める問題です。
国試では、これを推定1日尿蛋白量の近似として扱います。
求め方は、
尿蛋白濃度 ÷ 尿中クレアチニン濃度
です。
計算
尿蛋白濃度は 100mg/dL、尿中クレアチニン濃度は 250mg/dL なので、
100 ÷ 250 = 0.40
したがって、
0.40g/gCr
となります。
単位の考え方
mg/dL 同士で割るので、数値としては mg/mgCr になります。
これを国試では通常、g/gCr として表現します。
つまり、
- 0.40mg/mgCr
- 0.40g/gCr
は同じ意味で扱います。
各選択肢の検討
a 0.20g/gCr
誤りです。計算値より小さすぎます。b 0.25g/gCr
誤りです。100 ÷ 250 の計算結果と一致しません。c 0.30g/gCr
誤りです。計算結果と一致しません。d 0.35g/gCr
誤りです。計算結果と一致しません。e 0.40g/gCr
正しいです。
この問題のひっかけポイント
尿量1,200mL/日が書かれているため、実際の24時間尿蛋白量を計算したくなるかもしれません。
しかし、選択肢が g/gCr 表記なので、この問題で問われているのは随時尿蛋白/Cr比です。
国試では、
- 随時尿蛋白/Cr比
- 推定1日尿蛋白量
をほぼ同義のように扱う問題がよく出ます。
覚えるポイント
- 尿蛋白/Cr比 = 尿蛋白濃度 ÷ 尿中Cr濃度
- 単位は g/gCr
- この値は1日尿蛋白量の近似として使える
この問題では、
100 ÷ 250 = 0.40
と素直に計算すれば解けます。