107AM032|第107回 助産師国家試験 過去問
骨盤内感染症のリスク因子となるのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・5
正答
1、5
この問題のポイント
骨盤内感染症〈PID〉は、下部生殖器の微生物が子宮内膜・卵管などへ上行して起こります。子宮腔への経路が開く分娩とIUDがリスクに関係します。
解説
分娩後は胎盤剝離面が創面となり、頸管も開大しているため、上行性感染から子宮内膜炎などを生じるリスクがあります。IUDでは、特に挿入時に頸管内の微生物が子宮内へ持ち込まれることがあり、性感染症リスクの評価と無菌的挿入が重要です。膀胱炎は尿路感染であってPIDそのものの上行経路とは異なります。経腟超音波検査や子宮腟部細胞診は通常、腟・子宮腟部までの標準的検査で、子宮腔内へ器具を進める処置ではありません。
選択肢の確認
1.分娩:産道の損傷、胎盤剝離面、開いた頸管を介して産褥子宮内感染が起こり得るため正しいです。
2.膀胱炎:尿路の感染であり、それ自体を女性上部生殖器の感染リスク因子とはしません。
3.経腟超音波検査:プローブは腟内に留まり、通常は子宮腔へ侵入しないためPIDのリスク因子ではありません。
4.子宮腟部細胞診:子宮腟部表面から細胞を採取する検査で、子宮内への上行感染を起こす処置ではありません。
5.子宮内避妊具〈IUD〉:挿入時を中心に上行性感染との関連があり、正しいです。
覚えるポイント
PIDは「下部から上部生殖器への上行感染」。分娩・流産後や子宮腔内操作、IUD挿入時など、頸管を越える状況に着目します。