109PM021第109回 助産師国家試験 過去問

新生児の呼吸窮迫症候群〈RDS〉のリスク因子となる母体合併症はどれか。

解答・解説を見る

正解: 1

正答

1

この問題のポイント

母体糖尿病では胎児高インスリン血症が肺サーファクタント成熟を遅らせ、新生児RDSのリスクを高めます。

解説

新生児呼吸窮迫症候群は肺サーファクタント不足により肺胞が呼気時に虚脱する病態で、早産が最大のリスクです。母体糖尿病で高血糖が続くと胎児も高血糖となり、胎児膵のインスリン分泌が増えます。高インスリン状態はコルチゾールによる肺成熟作用に拮抗し、同じ在胎週数でもサーファクタント産生を遅らせます。橋本病、喘息、重症筋無力症は、それ自体をRDSの代表的母体リスクとはしません。

選択肢の確認

1.糖尿病:母体高血糖による胎児高インスリン血症が肺成熟を遅らせるため、糖尿病はRDSのリスク因子です。
2.橋本病:橋本病は甲状腺機能を適切に管理しますが、RDSを直接増やす代表的母体合併症ではありません。
3.気管支喘息:気管支喘息は母体呼吸管理が必要ですが、サーファクタント産生を遅らせる典型的因子ではありません。
4.重症筋無力症:重症筋無力症では新生児一過性筋無力症に注意しますが、RDSの代表的リスクではありません。

覚えるポイント

RDSは「早産・母体糖尿病・帝王切開など」に注意し、糖尿病は胎児高インスリンを介します。

関連問題

109PM020109PM022
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)