第107回・2024年

107AM006|第107回 助産師国家試験 過去問

新生児の呼吸障害の症状とその原因の組合せで正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解3

正答

3

この問題のポイント

新生児は胸壁が柔らかく、吸気時の胸腔内陰圧に耐えにくいため、呼吸仕事量が増すと肋間・胸骨下などの陥没呼吸が現れます。

解説

新生児の胸郭は肋骨が水平に近く、胸壁のコンプライアンスが高いため、肺を膨らませようと強い陰圧を生じると柔らかい部分が内側へ引き込まれます。これが陥没呼吸です。呻吟は呼気終末に声門を狭めて肺胞虚脱を防ぎ、機能的残気量を保とうとする反応です。無呼吸発作は特に早産児の呼吸中枢未熟と関係します。多呼吸は低酸素、アシドーシス、肺コンプライアンス低下などに対する反応で、高い気道抵抗だけとの組合せは適切ではありません。

選択肢の確認

1.呻吟 ― 呼吸中枢の未熟性:呻吟は呼気時に声門を狭め、肺胞虚脱を防ぐ代償反応で、呼吸中枢未熟の直接症状ではありません。
2.多呼吸 ― 高い気道抵抗:多呼吸はガス交換障害などへの反応で、気道抵抗の高さとの単純な組合せではありません。
3.陥没呼吸 ― 胸郭の脆弱性:柔らかい胸壁が吸気時の陰圧で引き込まれるため正しい組合せです。
4.無呼吸発作 ― 小さなガス交換面積:無呼吸発作は呼吸中枢の未熟性との関係が強く、ガス交換面積の小ささが直接原因ではありません。

覚えるポイント

呻吟=肺胞を開いておく反応、陥没=柔らかい胸壁、無呼吸=呼吸中枢未熟と対応させます。

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