108PM024第108回 助産師国家試験 過去問

新生児真性メレナの原因はどれか。

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正解: 5

正答

5

この問題のポイント

新生児真性メレナは新生児自身の消化管出血で、代表的原因はビタミンK欠乏性出血症です。

解説

新生児は胎盤を通過するビタミンKが少なく、腸内細菌叢も未発達で、母乳中含有量も少ないため欠乏しやすいです。ビタミンK依存性凝固因子が活性化されないと消化管出血を来し、タール状便や血便を示します。これが真性メレナです。分娩時に嚥下した母体血による血性嘔吐・血便は仮性メレナで、Apt試験などで区別します。壊死性腸炎、胃粘膜病変、ミルクアレルギーで血便を生じることはありますが、「新生児真性メレナ」の古典的原因はビタミンK欠乏です。

選択肢の確認

1.壊死性腸炎:壊死性腸炎では腹部膨満や血便を生じ得ますが、真性メレナとして問う典型的な凝固障害の原因ではありません。
2.母体血の嚥下:母体血を嚥下して児の嘔吐物や便に血液が混じるのは、児自身の出血ではない仮性メレナです。
3.急性胃粘膜病変:急性胃粘膜病変は消化管出血の原因になり得ますが、新生児真性メレナの代表的な病因としては選びません。
4.ミルクアレルギー:ミルクアレルギーは血便を起こすことがありますが、ビタミンK依存性凝固因子低下による真性メレナとは病態が異なります。
5.ビタミンKの欠乏:ビタミンK欠乏で凝固因子活性が低下すると、新生児自身の消化管出血として真性メレナを生じます。

覚えるポイント

「真性=児自身の出血=ビタミンK欠乏」「仮性=嚥下した母体血」と対比します。

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