109AM016|第109回 助産師国家試験 過去問
新生児血液疾患の説明として正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
新生児溶血では母児の血液型不適合を確認し、O型母体とA型またはB型児のABO不適合に注意する。
解説
O型母体は胎盤を通過できるIgG型抗A・抗B抗体を持つことがあり、児がA型またはB型なら赤血球溶血を生じ、新生児黄疸や貧血の原因となり得る。凝固因子の活性化に必要なのはビタミンKで、ビタミンDではない。遺伝性球状赤血球症では球状化した赤血球の変形能が低下して脾臓で破壊されやすい。頭血腫は骨膜下出血で縫合線を越えず、通常DICを高頻度に起こす病変ではない。
選択肢の確認
1.新生児ビタミンD欠乏は凝固異常による出血症状と関連する。:凝固異常性出血と直接関連するのはビタミンK欠乏である。
2.遺伝性球状赤血球症に罹患した児の赤血球は小球状で変形しやすい。:球状赤血球は変形しにくく、脾臓で捕捉・破壊されやすい。
3.頭血腫では出血の進展による播種性血管内凝固〈DIC〉の発症リスクが高い。:頭血腫は限局した骨膜下出血で、DICの高リスク所見とはいえない。
4.母体が血液型O型、児が血液型A型の場合、児の溶血をきたすリスクがある。:母体IgG抗A抗体が胎盤を通過し、児のA型赤血球を溶血させる可能性がある。
覚えるポイント
ABO不適合は「O型母体+A型またはB型児」で起こり得る。