109PM018|第109回 助産師国家試験 過去問
新生児の疾患スクリーニングについて適切なのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
AABRによる新生児聴覚スクリーニングは、測定結果をpassまたはreferとして判定します。
解説
AABRは音刺激に対する聴神経から脳幹までの電気反応を自動解析し、passなら現時点のスクリーニングを通過、referなら再検査・精密聴覚検査へつなぎます。referは難聴の確定診断ではありません。OAEは内耳の外有毛細胞機能をみるため、中枢性・聴神経性の異常を十分に検出できません。新生児マススクリーニングは早期治療で予後を改善できる疾患を発症前に発見することが目的で、頻度は先天性甲状腺機能低下症が高いです。
選択肢の確認
1.自動聴性脳幹反応〈AABR〉ではpassまたはreferと判定される。:AABRは自動解析結果をpassまたはreferで示すため正しい記述です。
2.新生児マススクリーニング検査の意義は治療困難な疾患を発見することにある。:マススクリーニングは早期治療が有効な疾患を発症前に見つけることが目的です。
3.聴覚スクリーニング法としての耳音響放射〈OAE〉では中枢の異常を発見できる。:OAEは主に蝸牛外有毛細胞を評価し、中枢の異常を検出する方法ではありません。
4.新生児マススクリーニング対象疾患の中で最も頻度が高いのは先天性副腎過形成症である。:対象疾患では先天性甲状腺機能低下症の頻度が高く、先天性副腎過形成症が最多ではありません。
覚えるポイント
AABRはpass/refer、OAEは蝸牛機能。referは診断ではなく精密検査への入口です。