109AM037|第109回 助産師国家試験 過去問
正期産児に発症した胎便吸引症候群の合併症で頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 1・5
正答
1、5
この問題のポイント
胎便吸引症候群は周産期低酸素と関連し、重い呼吸障害から新生児仮死と遷延性肺高血圧症を合併しやすい。
解説
胎児低酸素で胎便が排泄され、あえぎ呼吸で気道へ吸引されると、気道閉塞、化学性肺炎、サーファクタント不活化が生じる。このため出生時の新生児仮死を伴いやすく、低酸素と肺血管抵抗上昇から新生児遷延性肺高血圧症〈PPHN〉を合併する。動脈管開存症と気管支肺異形成は主に早産・未熟性との関連が強い。胎便関連性腸閉塞は嚢胞性線維症などでみられる消化管病態で、肺への胎便吸引とは異なる。
選択肢の確認
1.新生児仮死:胎便排泄の契機となる低酸素や出生時呼吸障害と関連し、合併頻度が高い。
2.動脈管開存症:未熟児で問題となりやすく、正期産MASに特有の高頻度合併症ではない。
3.気管支肺異形成:長期呼吸管理を要する早産児に多く、正期産MASの代表的合併症ではない。
4.胎便関連性腸閉塞:腸管内の粘稠な胎便による病態で、胎便吸引による呼吸器疾患とは別である。
5.新生児遷延性肺高血圧症:重い低酸素と肺血管抵抗上昇によりMASへ高頻度に合併する。
覚えるポイント
MASでは「仮死・気道閉塞・化学性肺炎・PPHN」を警戒する。