108AM039|第108回 助産師国家試験 過去問
在胎30週で出生した極低出生体重児。先天性疾患や合併症はなく、日齢65に退院することとなった。自宅では保育所に通っている2歳の兄が両親とともに生活しており、兄の通う保育所ではインフルエンザとRSウイルス感染症が流行している。退院時に児に行う感染予防対策で適切なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
早産児もワクチンは暦年齢で開始し、RSV流行期には在胎週数・月齢に応じ抗RSVモノクローナル抗体を投与する。
解説
在胎30週で出生し日齢65の児は暦年齢約2か月で、全身状態が安定していれば定期接種を開始できるため肺炎球菌ワクチンを接種する。RSV流行期に退院する在胎29~35週の早産児で6か月齢以下は、重篤な下気道疾患発症抑制のためヒト化モノクローナル抗体パリビズマブの適応となる。予防的抗菌薬や吸入ステロイドはウイルス感染予防にならない。インフルエンザワクチンは生後6か月未満の本人には接種できないため、家族の接種と手洗い等を勧める。
選択肢の確認
1.予防的抗菌薬の投与:抗菌薬はウイルス感染を予防せず、耐性菌や有害事象のため予防投与しない。
2.肺炎球菌ワクチンの接種:早産児も暦年齢2か月から定期の肺炎球菌ワクチンを開始できる。
3.副腎皮質ステロイド薬の吸入:合併症のない児へ感染予防目的でステロイド吸入を行わない。
4.インフルエンザワクチンの接種:インフルエンザワクチンは生後6か月からで、日齢65の児本人にはまだ接種しない。
5.抗RSウイルスヒト化モノクローナル抗体の投与:在胎29~35週・6か月齢以下の早産児として、流行期のパリビズマブによる重症化予防に適する。
覚えるポイント
早産児の定期接種は修正月齢でなく暦年齢。RSV抗体は在胎週数・月齢・流行期で適応を確認する。