107AM034|第107回 助産師国家試験 過去問
更年期障害に対するホルモン補充療法を行う際に、慎重投与ないしは条件付きでの投与が可能なのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 2・5
正答
2、5
この問題のポイント
ホルモン補充療法〈HRT〉には投与してはならない病態と、症状・既往を評価し慎重に選択できる病態があります。子宮内膜症既往と片頭痛は後者です。
解説
子宮内膜症の既往ではエストロゲンによる病変再燃の可能性があるため、症状や残存病変を確認し、投与法を工夫して慎重に用います。片頭痛もホルモン変動で増悪する可能性があり、とくに前兆の有無や血管リスクを評価し、必要なら経皮投与など変動・血栓リスクの少ない方法を検討します。一方、原因不明の不正性器出血は悪性疾患などを除外するまで投与できません。心筋梗塞・脳卒中の既往は動脈血栓性疾患の再発リスクから、原則としてHRTを行わない病態に分類します。
選択肢の確認
1.原因不明の不正性器出血のある者:出血原因を診断し悪性疾患等を除外する前のHRTは禁忌です。
2.子宮内膜症の既往のある者:再燃に注意し、病状を評価した慎重投与・条件付き投与が可能で正しいです。
3.心筋梗塞の既往のある者:動脈血栓性疾患の既往であり、通常は投与を避ける対象です。
4.脳卒中の既往のある者:脳血管障害再発リスクがあるため、単なる慎重投与ではなく投与を避けます。
5.片頭痛のある者:症状増悪や前兆、血管リスクを個別評価したうえで慎重投与が可能で、正しいです。
覚えるポイント
HRT前には性器出血の原因、乳房・子宮内膜疾患、静脈・動脈血栓歴を確認します。「慎重投与」と「投与不可」を分けて覚えます。