107AM040第107回 助産師国家試験 過去問

平日の午後2時、震度6強の地震があった。地域周産期母子医療センターの産科病棟は建屋が免震構造であったため、内部の被害はほぼなかったがエレベーターが緊急停止した。ニュースでは公共交通機関が運転を中止し、道路の渋滞が起き始めたと報道している。看護管理者の初期対応はどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・4

正答

2、4

この問題のポイント

災害直後の病棟管理では、まず自施設の安全、電源・医療機器、患者数、職員配置を確認し、継続診療能力を確保します。

解説

建物被害が軽くても、エレベーター停止、停電の可能性、交通途絶で夜勤者が来られないなど時間とともに問題が拡大します。看護管理者は交代要員を把握して勤務を再編し、分娩監視装置を含む重要機器が非常用電源で動作するか確認させます。母児を一律に分離・集合させると、感染、取り違え、授乳・愛着への不利益があり、安全上の必要がなければ行いません。地域からの患者受入れは、自施設の被害・病床・人員・物資を評価し、災害対策本部や周産期ネットワークと調整して決める事項です。

選択肢の確認

1.災害時小児周産期リエゾンを任命する。:リエゾンは平時から都道府県等が養成・配置する役割で、病棟管理者が発災直後に任命するものではありません。
2.出勤できない夜勤スタッフの勤務調整を行う。:交通途絶を見越して継続可能な人員配置を作る初期対応で、正しいです。
3.母親と同室している新生児をスタッフステーションに集める。:病棟が安全なら母児分離を一律に行う根拠はなく、別の危険を生みます。
4.非常用電源での分娩監視装置の動作確認をスタッフへ指示する。:電源喪失に備える機器確認は直ちに必要で、正しいです。
5.被災した地域の連携病院で分娩予定だった産婦の受け入れを決定する。:自施設の収容能力と地域調整を経ず、病棟単独で即決する段階ではありません。

覚えるポイント

災害初動は「安全確認→患者把握→人員・電源・機器・物資→院内外連絡」。外部受入れは自施設機能を確保してから調整します。

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