107AM039第107回 助産師国家試験 過去問

Aちゃん(女児)は在胎32週0日に経腟分娩で出生した。弱々しく泣き、筋緊張は低下していた。出生後1分の心拍数120/分。マスクバック換気を経て有効な換気ができ、NICUに入院した。生後4時間、助産師はNICUに初めて面会に来た母親に対応した。ディベロップメンタルケアの視点からの説明で適切なのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
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正解: 2・5

正答

2、5

この問題のポイント

ディベロップメンタルケアは、早産児の発達段階と行動サインに合わせて光・音・姿勢・接触を調整し、家族もケアへ参加できるようにします。

解説

在胎32週の児は屈曲姿勢を自力で保ちにくいため、タオルなどで身体の周囲を囲うネスティングにより、胎内に近い境界と安定した屈曲姿勢を作ります。覚醒して落ち着いているときは、母親の穏やかな声かけが親子関係形成と感覚発達を支えます。一方、休息中は照明を落とし、ケアをまとめて刺激を減らします。標準予防策として手指衛生は必要ですが、親が触れるたびに医療用手袋を必須とはしません。状態が許せば母親がおむつ交換などへ段階的に参加できるよう支援します。

選択肢の確認

1.「オムツ交換は看護師が行います」:家族を一律に排除せず、児の安定性に応じて母親のケア参加を支えます。
2.「タオルを用いてAちゃんの周囲を囲い込みます」:屈曲姿勢と身体境界を保つネスティングであり適切です。
3.「Aちゃんに触れる際は医療用手袋を装着してください」:手指衛生は必要ですが、通常の親子接触へ常に手袋を求める説明ではありません。
4.「面会時はAちゃんがよく見えるように照明を明るくします」:強い光刺激を避け、睡眠覚醒リズムに合わせて照度を調節します。
5.「Aちゃんが目を開けているときはやさしく語りかけてあげましょう」:児の覚醒サインに合わせた穏やかな刺激であり適切です。

覚えるポイント

早産児への刺激は「多いほどよい」のではなく、児の接近・回避サインを読み、姿勢支持、遮光、静音、家族参加を個別化します。

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