109PM050|第109回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み50~52の問いに答えよ。Aちゃん(男児)は全身性エリテマトーデスを合併した母から在胎36週2日に頭位正常分娩で出生した。出生体重は2,510 gであった。生後1分の時点でAちゃんの筋緊張は軽度減弱し、皮膚刺激によってわずかに四肢を動かす様子が認められた。呼吸は浅く不規則で、全身にチアノーゼを認め、心拍数は70/分であった。このときの新生児蘇生法アルゴリズムに沿った対応で適切なのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
新生児蘇生では生後3分のSpO2目標は70〜75%であり、70%は生理的な移行範囲です。
解説
出生直後は在胎週数、呼吸・啼泣、筋緊張を評価し、保温・気道確保・乾燥刺激後に呼吸と心拍数を判定します。Aちゃんは浅く不規則な呼吸で心拍70/分なので、まず有効な陽圧換気を開始します。適切な換気30秒後も心拍60/分未満なら胸骨圧迫を3:1で加えます。出生後のSpO2は徐々に上がり、目標は1分60〜65%、2分65〜70%、3分70〜75%です。
選択肢の確認
1.胸骨圧迫と人工呼吸は30:2で行う。:新生児の胸骨圧迫と人工呼吸は3:1で行い、成人の30:2ではありません。
2.出生直後の評価ではまず心拍数を確認する。:出生直後はまず正期産か、呼吸・啼泣、筋緊張を評価し、心拍数だけを最初には確認しません。
3.出生直後の呼吸停止と徐脈があれば直ちに胸骨圧迫を開始する。:心拍70/分では陽圧換気が最優先で、有効換気後も60/分未満なら胸骨圧迫を開始します。
4.生後3分の経皮的動脈血酸素飽和度〈SpO2〉目標値は70%である。:生後3分のSpO2目標は70〜75%なので、70%は目標範囲に含まれます。
覚えるポイント
NRPは「初期処置→呼吸/心拍→心拍100未満なら換気→換気後60未満なら3:1圧迫」です。