107AM047|第107回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み47~49の問いに答えよ。Aさん(32歳、初産婦)は、妊娠39週0日。2時に破水感があり、3時にパートナーとともに来院し、入院した。入院時の検査でBTB試験紙は青色を示した。8時、陣痛間欠8分、陣痛発作20秒で陣痛が開始した。11時、陣痛間欠8 ~9分、陣痛発作20秒、羊水の流出はない。四肢末梢の冷感がある。「お腹の痛みは少しで、腰の方が痛みますが、我慢できます。少し胃のむかつきがあり、朝食は果物だけ食べました」と話す。このときの助産師のAさんへの対応で適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
破水後の分娩第1期潜伏期で、腰痛と四肢末梢の冷感があります。感染を避けつつ温熱とリラックスを得られる足浴が適切です。
解説
BTB試験紙が青色で破水が確認され、すでに9時間経過しています。陣痛は8~9分間欠、発作20秒とまだ弱く、腹痛は軽く腰痛が中心です。足浴は末梢循環を促し、冷感と緊張を和らげ、分娩初期の安楽を支えます。全身の入浴は破水後で上行感染への配慮から避けます。深呼吸は陣痛時の対処として用い得ますが、本例で最も必要な冷感・腰部不快への具体策は足浴です。肛門圧迫は児頭下降に伴う肛門圧迫感が強い時期の援助で、現段階には早すぎます。悪心がある人へ完食を求めず、消化しやすい物と水分を少量ずつ勧めます。
選択肢の確認
1.「深呼吸をしましょう」:一般的なリラックス法ですが、陣痛痛が軽い本例の末梢冷感への第一の具体策ではありません。
2.「足浴をしてみましょう」:破水後も全身を湯へ入れずに保温・リラックスを図れ、適切です。
3.「入浴をしてみましょう」:破水後の全身入浴は上行感染の観点から勧めません。
4.「昼食は残さず食べましょう」:悪心があり、本人の状態に合わせ少量ずつ摂るべきで完食を強要しません。
5.「パートナーに肛門を圧迫してもらいましょう」:児頭下降時の強い圧迫感への援助で、潜伏期の現時点には適しません。
覚えるポイント
破水後は感染予防を保ちながら、歩行・体位・温罨法などを個別化します。入浴と足浴は感染リスクが異なる点に注意します。