107AM050|第107回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み50~52の問いに答えよ。Aさん(36歳、初妊婦、専業主婦)は夫(35歳、会社員)と2人暮らしである。Aさんは双胎妊娠で、妊娠高血圧症候群を合併していたため、妊娠34週から管理入院していた。面会に来た夫から助産師に対して「出産育児一時金について教えてほしい」と相談があった。夫への説明で正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4
正答
4
この問題のポイント
出産育児一時金には、医療保険者が被保険者に代わって医療機関へ支払う直接支払制度があります。双胎なら児ごとに支給対象です。
解説
出産育児一時金は、被保険者または被扶養者が出産したときに健康保険から支給されます。直接支払制度を利用すると、医療保険者から分娩施設へ一時金相当額が直接支払われ、窓口では分娩費用との差額を精算します。支給は出生児数ごとなので双胎は2人分です。額は実際にかかった分娩費用に比例して増減する仕組みではなく、制度上定められた額です。また給付事由は出産であり、妊娠中に一部を前払いで受け取る制度ではありません。
選択肢の確認
1.「双子の場合も1人分が支給されます」:多胎出産では出生児数に応じるため、双胎は2人分です。
2.「分娩にかかった費用によって金額が変わります」:実費連動給付ではなく所定額で、費用との差額を精算します。
3.「妊娠中に給付金の一部を受け取ることができます」:出産に対する給付であり、妊娠中の一部前払いを説明するものではありません。
4.「医療保険者から病院に直接支払われる制度があります」:直接支払制度の説明であり正しいです。
覚えるポイント
出産育児一時金は「児数ごと・所定額・直接支払制度」。出産手当金や妊婦健診の公費助成とは別制度です。