107AM052第107回 助産師国家試験 過去問

次の文を読み50~52の問いに答えよ。Aさん(36歳、初妊婦、専業主婦)は夫(35歳、会社員)と2人暮らしである。Aさんは双胎妊娠で、妊娠高血圧症候群を合併していたため、妊娠34週から管理入院していた。面会に来た夫から助産師に対して「出産育児一時金について教えてほしい」と相談があった。Aさんの分娩を担当した助産師は助産録を記載した。助産録について正しいのはどれか。

解答・解説を見る

正解: 4

正答

4

この問題のポイント

助産録は助産師が行った観察・判断・処置と、妊産婦・新生児への説明や同意を、経過が追えるよう記録する法的・臨床的文書です。

解説

助産師は助産を行ったとき、分娩の経過・処置、産婦と新生児の所見・処置、医師へ診療を求めた経過などを助産録へ記載します。双胎では両児それぞれの所見を識別して記載する必要がありますが、同一分娩について助産録そのものを児ごとに別々に作成するという規定ではありません。帝王切開になっても、助産師が観察・援助した内容を医師の診療録で代用せず、自らの記録へ残します。緊急手術の必要性、説明された利益・危険、本人・家族の理解と同意など、インフォームド・コンセントの内容も重要な記載事項です。

選択肢の確認

1.第1子、第2子それぞれに作成する。:両児の所見は区別して記載しますが、助産録を児ごとに独立作成するという意味ではありません。
2.新生児の所見の記載義務は医師が負う。:助産師も自ら観察した新生児の所見・処置を助産録へ記録します。
3.帝王切開分娩の記載は医師の診療録を代用する。:医師の診療録とは別に、助産師自身の観察・判断・援助を記載します。
4.緊急手術に関するインフォームド・コンセントの内容は記載事項に含まれる。:説明・理解・同意の過程は継続ケアと法的確認に必要で、正しいです。

覚えるポイント

記録は「誰が、いつ、何を観察し、どう判断・実施し、誰へ報告し、何を説明して同意を得たか」を時系列で残します。

関連問題

107AM051107AM053
学習アプリでこの問題を解く(記録・メモ・カード化)