107PM039|第107回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み39~41の問いに答えよ。A助産所では、妊婦健康診査で通院している妊婦のパートナーを対象に「パパクラス」を開催することになった。内容を検討するため、事前に参加希望者に「パパクラス」への受講理由を確認した。受講理由には「妻から沐浴して欲しいと言われているが、具体的な方法が分からない」、「赤ちゃんを触ったことがないので、お風呂で動かれた時にどうしたらよいか分からない」があった。そこで、「パパクラス」は、参加者に沐浴を体験してもらうことを目的とした。助産師が沐浴のデモンストレーションを行い、参加者に体験してもらうことを計画した。参加者に沐浴体験前に実施してもらう育児技術で最も適切なのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
沐浴中の安全を守る土台は、頭頸部と体幹を安定させて児を保持する技術である。児に触れた経験がない参加者には、まず抱っこを体験してもらう。
解説
参加者は「赤ちゃんを触ったことがない」「お風呂で動かれたときが不安」と述べている。学習者のニーズに合わせ、沐浴の複数手順へ進む前に、児の頭頸部を支え、体を自分に近付けて安定して保持する感覚を得ることが優先される。抱っこができれば、湯に入れる・洗う・湯から上げる各場面の安全性と自己効力感が高まる。
選択肢の確認
1.着替え:沐浴後に必要な技術だが、湯の中で児を安全に支えるための前提技術ではない。
2.抱っこ:頭頸部を含めて児を安定して保持する練習となり、沐浴体験の前に最も適する。
3.体温測定:児の状態確認には必要だが、参加者が訴える保持への不安を直接解消しない。
4.オムツ交換:日常的育児技術ではあるが、動く児を湯中で支える技能の準備として優先しない。
覚えるポイント
育児教室は参加者の経験と不安を起点に組み立てる。沐浴前はまず安全な抱っこで児の保持に慣れる。