107PM042|第107回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み42~44の問いに答えよ。Aさん(37歳、2回経産婦)はこれまでの出産はいずれも正常分娩であった。診療所に通院し、今回の妊娠経過中に異常の指摘はなかった。妊娠40週5日、前期破水で入院した。午前8時には、第2頭位で内診所見は子宮口3 cm開大、展退度50%、Station ±0、子宮頸管の硬度は軟、子宮口の位置は後方であった。午前10時、自然に陣痛が発来し、正午での陣痛間欠は5分、陣痛発作40秒であった。内診所見は、子宮口7 cm開大、展退度80%、Station +1、子宮頸管の硬度は軟、子宮口の位置は中で、発作時には1時方向に先進した大泉門がStation +2で触れる。このときのアセスメントで正しいのはどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
発作時に大泉門が小泉門より低く先進して触れることは児頭の屈曲が不十分であることを示し、前方前頭位と判断する。
解説
正常な後頭位では児頭が十分に屈曲し、小泉門が先進する。第2頭位で、子宮口7 cmの時点に1時方向の大泉門がStation+2まで先進している本例では、伸展傾向のある頭位が示される。前方前頭位では大泉門を中心とする前頭部が先進し、児頭の通過径が大きくなるため分娩進行を慎重に観察する。陣痛は5分間隔・40秒で頸管開大も進み、微弱陣痛とはいえない。
選択肢の確認
1.正常経過:正常な屈位なら小泉門が先進するため、大泉門が低く触れる所見は正常と評価しない。
2.微弱陣痛:午前10時から正午までに子宮口が3 cmから7 cmへ進み、収縮も5分間隔であり根拠に乏しい。
3.高在縦定位:骨盤入口で矢状縫合が縦径に一致して進入する異常であり、大泉門先進の所見とは異なる。
4.前方前頭位:大泉門を含む前頭部が先進しており、児頭の屈曲不良を表す。
5.低在横定位:児頭が低位に下降しても矢状縫合が横径に残る第2回旋異常で、本所見ではない。
覚えるポイント
小泉門先進は良好な屈位、大泉門先進は屈曲不良。先進する泉門と矢状縫合の向きから頭位を判定する。