108AM001|第108回 助産師国家試験 過去問
産後の授乳について母乳栄養または人工栄養にするか迷っている初妊婦に対して、助産師は具体的な授乳のイメージができるように説明し「一緒に考えましょう」と伝えた。このときの助産師の対応は、倫理原則のうちどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
授乳方法の選択では、母親が十分な情報を得て自分の価値観に沿って決められるよう支える自律尊重が中心となる。
解説
助産師は母乳栄養と人工栄養それぞれの方法、利点、負担、利用できる支援を偏りなく説明し、妊婦が産後の生活を具体的に思い描けるようにしている。さらに『一緒に考えましょう』と伝え、専門職が結論を代行せず本人の意思決定を支えているため、自律尊重の実践である。医学的安全性を確認しながら、決定後も母親を責めず必要な支援を続ける。
選択肢の確認
1.正義:資源を公平に配分し同じ必要性には同じ対応をする原則で、本場面の意思決定支援の中心ではない。
2.善行:本人に利益をもたらすよう行動する原則だが、助産師が良いと考える方法へ導くのでなく本人の選択を支えている。
3.無危害:害を与えない原則であり、安全な授乳支援には重要だが、提示された『一緒に考える』対応を最もよく表さない。
4.自律尊重:情報を得た妊婦が自分の価値観で授乳方法を選べるよう支える対応である。
覚えるポイント
自律尊重は『十分な情報・価値観の確認・強制しない共同意思決定』で捉える。