108AM035|第108回 助産師国家試験 過去問
正常分娩進行中の子宮の変化で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
解答・解説を見る
正解: 1・4
正答
1、4
この問題のポイント
分娩時は子宮体部が収縮・退縮して娩出力を生み、子宮峡部は伸展して薄い下部子宮節を形成する。
解説
陣痛ごとに子宮上部の筋線維は収縮・退縮し、胎児を下方へ押し出す。子宮洞筋部を含む子宮体部の収縮が娩出の原動力である。一方、子宮峡部と頸部は牽引されて伸展・菲薄化する。頸管の開大は内子宮口側から進み、下方から開くわけではない。生理的収縮輪は収縮する上部子宮節と伸展する下部子宮節の境界に形成され、組織学的内子宮口そのものと固定して説明しない。
選択肢の確認
1.子宮峡部は伸展して薄くなる。:子宮峡部は下部子宮節となって伸展・菲薄化する。
2.子宮頸部は下方から開大する。:頸管開大は主に内子宮口側から進むため、下方からという説明は逆である。
3.子宮峡部が収縮し子宮体部が伸展する。:収縮するのは主に子宮体部で、峡部は伸展するため記述が逆である。
4.子宮洞筋部の収縮は娩出の原動力となる。:子宮体部の筋収縮・退縮が胎児を下降させる娩出力となる。
5.組織学的子宮口の位置に生理的収縮輪が形成される。:収縮輪は上部と下部子宮節の境界で、組織学的子宮口に形成されるとの表現は不正確である。
覚えるポイント
分娩子宮は『上部が収縮・退縮、下部〈峡部・頸部〉が伸展・菲薄化』。