108AM044|第108回 助産師国家試験 過去問
次の文を読み44~46の問いに答えよ。Aさん(34歳、初産婦)は、妊娠40週4日。妊娠中の経過は、母児ともに順調で推定胎児体重は2,980 gである。本日、午前1時から、10分おきに子宮収縮が出現したため、午前3時に来院した。入院から12時間後、内診所見は子宮口9 cm開大、展退度100%、Station +2であった。胎児は第1胎向、第1分類、胎児心拍数陣痛図の波形はレベル1である。分娩室に入室して側臥位で過ごしているが、呼吸が乱れ全身に力が入っている。このときの助産師の対応で適切なのはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
分娩第1期移行期で呼吸が乱れ全身に力が入るときは、助産師が伴走してゆっくり深呼吸を促す。
解説
子宮口9 cm、Station+2で痛みが強く、Aさんは過換気と過度な緊張に陥りかけている。短い言葉で一緒にゆっくり息を吐き、深呼吸と弛緩を促すと、呼吸を整え疲労を軽減できる。胎児心拍波形はレベル1で母体低酸素の所見もないため酸素投与の適応はない。仰臥位は大血管圧迫を生じ得る。急ぎ排泄のため移動させるより安全に分娩進行を支える。
選択肢の確認
1.酸素投与を行う。:母体低酸素や胎児心拍異常がなく、予防的な酸素投与は必要ない。
2.仰臥位を勧める。:仰臥位は大血管を圧迫することがあり、現在の側臥位を活かす。
3.深呼吸を促す。:深呼吸を一緒に行い、過換気と全身の過緊張を和らげる。
4.排泄を促す。:急速な分娩進行が考えられ、呼吸が乱れた状態で排泄のための移動を優先しない。
覚えるポイント
移行期の呼吸乱れには『短い声掛け・一緒に呼吸・息を吐いて弛緩』。