108AM047第108回 助産師国家試験 過去問

次の文を読み47~49の問いに答えよ。Aさん(36歳、初産婦)は、胎児超音波検査は異常なく、妊娠経過は順調であり無痛分娩を希望している。妊娠40週5日、陣痛発来し入院した。医師がカテーテルを硬膜外腔に挿入し、テストドーズをカテーテルに注入し、母児ともに問題ないことを確認した。その後、硬膜外麻酔を開始し、Aさんの痛みは和らぎ、息苦しさはなかった。コールドテストにて麻酔が効いている範囲を評価した。図(別冊No. 4)を別に示す。このときコールドテストで冷感を感じない部位を橙色で示す。適切な範囲はどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

分娩硬膜外鎮痛では、子宮・産道からの痛覚伝達を遮断するT10付近から仙髄領域までが効果的な麻酔範囲となる。

解説

実画像②は体幹下部のT10付近から両下肢と仙髄領域まで連続して橙色で示し、分娩第1期のT10~L1、第2期のS2~S4を覆う範囲に対応する。①は足部だけで子宮・産道の痛みを遮断できない。③は胸部から腹部の狭い帯で仙髄領域が保たれる。④は胸部高位から下のほぼ全身に及ぶ高位ブロックで、呼吸・循環抑制の危険がある。コールドテストは左右と上下の境界を実際に確認する。

選択肢の確認

1.①:①は両足部の局所的な無冷感で、分娩痛に必要なT10~仙髄領域を覆わない。
2.②:②は腹部下部から両下肢までの範囲で、分娩硬膜外鎮痛として適切である。
3.③:③は胸腹部の帯状範囲に限られ、下肢・会陰の仙髄領域が遮断されない。
4.④:④は上胸部から下方に広がる過度に高いブロックで、適切ではない。

覚えるポイント

分娩硬膜外麻酔の痛覚カバーは概ねT10~S4。高位ブロックは呼吸困難・低血圧に注意する。

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