109PM006第109回 助産師国家試験 過去問

胎児の免疫グロブリンについて正しいのはどれか。

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正解: 2

正答

2

この問題のポイント

胎盤を通過する主要な免疫グロブリンはIgGで、胎盤のFc受容体を介する能動輸送によって胎児へ移行します。

解説

母体IgGは胎盤の新生児型Fc受容体を介して選択的に胎児循環へ運ばれ、特に妊娠後半に移行量が大きく増えます。出生直後の児に感染防御を与える主な受動免疫です。IgMは五量体で大きく通常胎盤を通過せず、胎児が産生したIgMの上昇は子宮内感染を考える手掛かりになります。IgAは主に出生後、初乳・母乳から粘膜面へ供給されます。

選択肢の確認

1.IgMの胎盤通過は単純拡散による。:IgMは分子量が大きく通常胎盤を通過せず、単純拡散で移行するという説明は誤りです。
2.母体から胎児へのIgG移行には能動輸送が働く。:IgGは胎盤のFc受容体による能動輸送で母体から胎児へ移行するため正しい記述です。
3.胎児血液中にみられる主な免疫グロブリンはIgAである。:胎児血中の主要な母体由来免疫グロブリンはIgGであり、IgAではありません。
4.母体から胎児へのIgGの移行は胎生8週から開始される。:IgG移行は妊娠後半に本格化し、胎生8週から十分に開始するという説明は早すぎます。

覚えるポイント

胎盤通過はIgG、母乳の粘膜防御はIgA、IgM高値は胎児自身の産生を考えます。

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