108AM007|第108回 助産師国家試験 過去問
胎児の免疫で正しいのはどれか。
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正解: 1
正答
1
この問題のポイント
胎児は子宮内でも免疫細胞を発達させ、先天感染では胎盤を通過しないIgMを自ら産生する。
解説
IgMは分子量が大きく母体から胎盤を通過しないため、新生児血中の特異的IgMは胎児自身の抗体産生、すなわち子宮内感染を示唆する。胎児のT細胞は胸腺の発達に伴って出生前から作られ、B細胞も在胎早期から出現する。胎児・新生児血中で主要な免疫グロブリンは胎盤移行した母体由来IgGであり、分泌型IgAは主に出生後に母乳などから粘膜防御へ寄与する。
選択肢の確認
1.先天感染に対してIgMが産生される。:母体IgMは胎盤を通らず、先天感染では胎児が病原体特異的IgMを産生し得る。
2.T細胞が産生されるのは出生後である。:T細胞の分化は胎児期の胸腺で既に始まり、出生後に初めて産生されるのではない。
3.血中の主要な免疫グロブリンはIgAである。:胎児血中の中心は胎盤を通過したIgGで、IgAを主要免疫グロブリンとはしない。
4.B細胞が血中に現れるのは在胎30週ころからである。:B細胞は在胎30週よりずっと早く胎児血中に現れるため、時期が遅すぎる。
覚えるポイント
胎盤を通るのはIgG。新生児の特異的IgMは胎児自身が感染に反応した手掛かりになる。