109AM029|第109回 助産師国家試験 過去問
羊水量が少ない場合に形成が阻害される胎児の臓器はどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
羊水は胎児の呼吸様運動と肺内液の保持を通じて肺の成長を支え、著しい羊水過少は肺低形成を招く。
解説
胎児肺の正常発達には、胸郭が圧迫されず、呼吸様運動によって肺が適度に膨張する環境が必要である。早期から持続する羊水過少では子宮壁による胸郭圧迫と肺内液の流出が起こり、肺胞・気道の成長が妨げられて肺低形成となる。腎無形成など尿産生障害が羊水過少の原因になることはあるが、羊水が少ない結果として形成を最も直接阻害される臓器を問う本問では肺である。
選択肢の確認
1.脳:重い基礎疾患で影響を受け得るが、羊水過少の機械的影響を代表する臓器ではない。
2.食道:食道閉鎖では嚥下障害により羊水過多となりやすく、羊水過少による形成阻害の代表ではない。
3.肺:羊水過少による胸郭圧迫と肺膨張不足で肺低形成を生じる。
4.腎臓:腎の形成異常は羊水過少の原因になり得るが、羊水過少から生じる代表的形成障害ではない。
5.膀胱:下部尿路閉塞は羊水過少の原因となり得るが、問われた結果としての形成阻害は肺である。
覚えるポイント
羊水過少の重要な胎児合併症は肺低形成。原因となる腎・尿路異常と因果を逆にしない。