45AM020|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
AC/A 比が高くなるのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 4 または 5
正答
4又は5
この問題のポイント
AC/A比が高くなる病態を問う問題です。公式には複数の選択肢が正解として扱われました。
解説
AC/A比は、単位調節量あたりに誘発される調節性輻湊量を表します。高AC/A比では近見時に過剰な輻湊が起こり、**非屈折性調節性内斜視(近見内斜視)**として現れます。二重焦点眼鏡で近見の調節を肩代わりさせる治療が選ばれます。
アトロピン硫酸塩点眼では調節麻痺により明視のためにより大きな調節努力が必要となり、見かけ上のAC/A比が高く測定されます。開散過多型間欠性外斜視も高AC/A比を示す代表的病態です。
選択肢の確認
1.乳児内斜視
誤り。乳児内斜視は大角度の恒常性内斜視で、AC/A比とは直接関係しない。
2.調節けいれん
誤り。調節けいれんは調節そのものの過剰であり、AC/A比の上昇とは異なる。
3.屈折性調節性内斜視
誤り。屈折性調節性内斜視は遠視の未矯正が原因で、AC/A比は正常である。
4.アトロピン硫酸塩点眼
正しい。調節麻痺薬の点眼下では調節努力が増し、AC/A比は高く出る。
5.開散過多型間欠性外斜視
正しい。開散過多型間欠性外斜視は高AC/A比を示す代表的病態である。
覚えるポイント
- 高AC/A比=非屈折性調節性内斜視、開散過多型間欠性外斜視。
- 治療の第一選択は二重焦点眼鏡による近見調節の軽減。
- 屈折性調節性内斜視はAC/A比正常で、完全屈折矯正が治療。