45AM061|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
斜視手術とその合併症の組合せで誤っているのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
斜視手術の術式と、生じうる合併症の対応を問う問題です。
解説
直筋には眼瞼と連結する線維(下直筋なら下眼瞼牽引筋、上直筋なら上眼瞼挙筋)があり、後転や短縮で眼瞼位置が変化します。
**上直筋を短縮すると上眼瞼は挙上ではなく下垂(偽性眼瞼下垂)**する方向に働きます。上眼瞼の後退が起こるのは上直筋を後転した場合です。下直筋後転で下眼瞼が後退する、Faden手術でその筋の作用方向への運動が制限される、外直筋の大量後転で外転が制限される、下斜筋と上直筋の同時後転で上転が制限される、はいずれも正しい組合せです。
選択肢の確認
1.下直筋後転 ── 下眼瞼の後退
誤り。下直筋後転で下眼瞼が後退するのは正しい組合せである。
2.上直筋短縮 ── 上眼瞼の後退
正しい。上直筋短縮では上眼瞼は下垂方向に動き、後退は起こらない。
3.内直筋Faden 手術 ── 内転制限
誤り。内直筋Faden手術で内転が制限されるのは正しい組合せである。
4.片眼外直筋大量後転 ── 外転制限
誤り。外直筋の大量後転で外転が制限されるのは正しい組合せである。
5.下斜筋と上直筋の同時後転 ── 上転制限
誤り。下斜筋と上直筋の同時後転で上転が制限されるのは正しい組合せである。
覚えるポイント
- 下直筋後転→下眼瞼後退、下直筋短縮→下眼瞼の下垂。
- 上直筋後転→上眼瞼後退、上直筋短縮→偽性眼瞼下垂。
- Faden手術(後方固定術)はその筋の作用方向の運動を選択的に弱める。