56AM050|第56回 視能訓練士国家試験 過去問
強度近視の合併症はどれか。
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正解: 4
正答
4
この問題のポイント
強度近視の合併症を問う問題です。
解説
強度近視では、眼軸の伸長により後極部が引き伸ばされ、Bruch膜の亀裂(lacquer crack)から脈絡膜新生血管が生じたり、脈絡網膜が萎縮したりして、**近視性黄斑変性(黄斑症)**をきたします。変視症と中心暗点をきたし、若年でも失明の原因になります。
虹彩炎・上斜視・翼状片・蚕食性角膜潰瘍は、いずれも強度近視の合併症ではありません(強度近視性斜視は内下斜視です)。
選択肢の確認
1.虹彩炎
誤り。虹彩炎は強度近視の合併症ではない。
2.上斜視
誤り。強度近視性斜視は内下斜視であり上斜視ではない。
3.翼状片
誤り。翼状片は紫外線曝露による疾患である。
4.黄斑変性
正しい。強度近視では近視性黄斑変性を合併する。
5.蚕食性角膜潰瘍
誤り。蚕食性角膜潰瘍(Mooren潰瘍)は強度近視の合併症ではない。
覚えるポイント
- 強度近視の合併症=後部ぶどう腫、近視性黄斑変性、網膜分離、網膜剥離、緑内障、固定内斜視。
- 近視性脈絡膜新生血管=抗VEGF薬が第一選択。若年でも発症する。
- 定義は−6.00 D以上、または眼軸長26 mm以上。