50AM073|第50回 視能訓練士国家試験 過去問
63 歳の女性。緑内障と強度近視のため近医で定期検査を受けている。視力は右(0.3×-16.00 D)、左(0.4×-15.00 D)。視野は左右眼ともに鼻側欠損、上半視野に弓状欠損がある。最近、新聞の文字が見えにくくなり補助具の相談のため受診した。まず行うべきことはどれか。
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正解: 3
正答
3
この問題のポイント
ロービジョンケアで最初に行うべきことを問う問題です。
解説
補助具の選定より前に、まず所持眼鏡の確認を行います。度数が現在の屈折に合っていない、あるいは適切な近用加入がされていないだけで見えにくくなっていることは多く、その場合は眼鏡の作り替えだけで解決します。
屈折矯正が最適化されていない状態で補助具を選ぶと、必要以上の倍率を選んでしまい、かえって使いにくくなります。
選択肢の確認
1.拡大鏡の選定
誤り。拡大鏡の選定は屈折矯正を最適化した後に行う。
2.単眼鏡の選定
誤り。単眼鏡は遠方視の補助具でありこの主訴には合わない。
3.所持眼鏡の確認
正しい。まず所持眼鏡が現在の屈折に合っているかを確認する。
4.弱視眼鏡の選定
誤り。弱視眼鏡の選定は屈折矯正を最適化した後に検討する。
5.拡大読書器の選定
誤り。拡大読書器の選定は屈折矯正を最適化した後に検討する。
覚えるポイント
- ロービジョンケアの第一歩は屈折矯正の最適化(所持眼鏡の確認)。
- 次に必要倍率を算出し、作業距離と視野を考えて補助具を選ぶ。
- 照明・コントラスト・書見台などの環境調整も併せて行う。