45AM060|第45回 視能訓練士国家試験 過去問
外方回旋斜視に対する手術はどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
外方回旋斜視に対する術式を選ぶ問題です。
解説
外方回旋を矯正するには、内旋を強めるか外旋を弱める操作が必要です。**上斜筋前部前転(Harada-Ito法)**は上斜筋腱の前部線維を耳側前方へ移動し、内旋作用を選択的に強める術式で、外方回旋斜視の標準的な治療です。
下斜筋後転は外旋を弱めるので方向としては合いますが、外方回旋の主たる術式としてはHarada-Ito法が挙げられます。上直筋・下直筋の水平移動は回旋の微調整に使い、外直筋上方移動はA-Vパターンの矯正に用います。
選択肢の確認
1.下斜筋後転
誤り。下斜筋後転は下斜筋過動に対する術式で、外方回旋の第一選択ではない。
2.外直筋上方移動
誤り。外直筋上方移動はA-Vパターンの矯正に用いる。
3.上直筋鼻側移動
誤り。上直筋鼻側移動は外旋を強める方向である。
4.下直筋耳側移動
誤り。下直筋耳側移動は回旋の微調整に用いるが主たる術式ではない。
5.上斜筋前部前転
正しい。上斜筋前部前転(Harada-Ito法)は内旋を強め、外方回旋斜視を矯正する。
覚えるポイント
- 外方回旋=Harada-Ito法(上斜筋前部前転)。
- 上斜筋の内旋作用は腱の前部線維が担う。
- 直筋の水平移動でも回旋は調整できる(上直筋耳側移動で外旋)。