46AM016|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
外眼筋について正しいのはどれか。
解答・解説を見る
正解: 3
正答
3
この問題のポイント
外眼筋の解剖と、プリーの概念を問う問題です。
解説
**プリー(pulley)**は、眼窩内で直筋を包む結合組織の滑車構造で、筋の走行方向を規定しています。強度近視眼では眼球の拡大に伴ってプリーの位置がずれ、上直筋と外直筋の間から眼球が脱臼して固定内斜視をきたします。
外眼筋は横紋筋であり、内直筋の後転では内転制限が生じます。下斜筋のみはZinn総腱輪ではなく眼窩下壁前内側から起こります。強膜付着部が最も角膜輪部に近いのは内直筋(約5.5 mm)です。
選択肢の確認
1.平滑筋である。
誤り。外眼筋は横紋筋(骨格筋)である。
2.内直筋は後転しても運動制限は生じない。
誤り。内直筋の後転では内転制限が生じうる。
3.強度近視眼ではプリーの位置異常がみられる。
正しい。強度近視眼ではプリーの位置異常がみられ、固定内斜視の原因となる。
4.すべての筋はZinn 総腱輪を起始部としている。
誤り。下斜筋はZinn総腱輪ではなく眼窩下壁前内側から起こる。
5.強膜への付着部は外直筋が最も角膜輪部に近い。
誤り。角膜輪部に最も近い付着部は内直筋である。
覚えるポイント
- 直筋の付着部(Tillauxの螺旋)=内5.5<下6.5<外6.9<上7.7 mm。
- 下斜筋だけZinn総腱輪から起こらない。
- プリーの位置異常は加齢性のsagging eye syndromeにも関与する。