52AM013|第52回 視能訓練士国家試験 過去問
外眼筋の腫大を生じないのはどれか。
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正解: 5
正答
5
この問題のポイント
外眼筋の腫大を生じない疾患を問う問題です。
解説
慢性進行性外眼筋麻痺(CPEO)は、ミトコンドリア病により外眼筋が変性・萎縮する疾患です。筋が細くなることはあっても腫大はしません。
甲状腺眼症(筋腹の腫大、腱は保たれる)、悪性リンパ腫(腫瘍の浸潤)、特発性眼窩炎症(炎症による腫大、腱まで及ぶ)、IgG4関連眼疾患(線維炎症性の腫大)では、いずれも画像上の外眼筋腫大がみられます。
選択肢の確認
1.甲状腺眼症
誤り。甲状腺眼症では外眼筋の筋腹が腫大する。
2.悪性リンパ腫
誤り。悪性リンパ腫では腫瘍浸潤により外眼筋が腫大する。
3.特発性眼窩炎症
誤り。特発性眼窩炎症では炎症により外眼筋が腫大する。
4.IgG4関連眼疾患
誤り。IgG4関連眼疾患では外眼筋の腫大がみられる。
5.慢性進行性外眼筋麻痺
正しい。慢性進行性外眼筋麻痺では外眼筋は変性・萎縮する。
覚えるポイント
- 甲状腺眼症=筋腹が腫大し腱は保たれる(spindle状)。
- 特発性眼窩炎症=腱まで含めて腫大する。ステロイドが著効する。
- CPEO=両側性の眼瞼下垂と緩徐進行性の眼球運動制限。複視の訴えが乏しい。