46PM061|第46回 視能訓練士国家試験 過去問
生理的複視訓練で正しいのはどれか。2つ選べ。
2つ選択
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正解: 4・5
正答
4、5
この問題のポイント
生理的複視を用いた訓練の原理を問う問題です。
解説
生理的複視は、固視点以外の対象がPanumの融像感覚圏の外にあるため二重に見える正常な現象です。訓練ではPanumの融像感覚圏の外に視標を提示して、意識的に複視を自覚させます。
固視点より手前(近く)の対象は交差性複視となり、それぞれの眼の耳側網膜に投影されます。固視点より遠い対象は同側性複視で鼻側網膜に投影されます。顕性斜視を出させる必要はなく、両眼中心窩に投影するのは融像訓練の条件です。
選択肢の確認
1.顕性斜視を出現させて行う。
誤り。顕性斜視を出現させる必要はない。
2.両眼中心窩に視標を投影させる。
誤り。両眼中心窩への投影は融像訓練の条件である。
3.大きい視標は中心窩付近の刺激に適する。
誤り。大きい視標は周辺網膜の刺激に適する。
4.Panum の融像感覚圏外に視標を提示する。
正しい。Panumの融像感覚圏の外に視標を提示して複視を自覚させる。
5.固視点より手前の視標は耳側網膜に投影される。
正しい。固視点より手前の視標は耳側網膜に投影され交差性複視となる。
覚えるポイント
- 生理的複視=Panum圏外の対象が二重に見える正常現象。
- 固視点より手前=交差性複視(耳側網膜)、遠く=同側性複視(鼻側網膜)。
- 3 dot card(Brock string)が代表的な訓練具。