49AM015|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
調節に影響を与える物質はどれか。
解答・解説を見る
正解: 2
正答
2
この問題のポイント
調節に影響する薬物・毒物を問う問題です。
解説
有機リンはコリンエステラーゼを阻害してアセチルコリンを蓄積させ、毛様体筋を過剰に収縮させて**調節けいれん(近視化)**と著明な縮瞳をきたします。農薬中毒やサリン中毒で問題になります。
コカインは交感神経刺激(散瞳)、クロロキンは網膜症、エタンブトールは視神経症、メチルアルコールは視神経障害をきたし、いずれも調節への直接的な影響は主症状ではありません。
選択肢の確認
1.コカイン
誤り。コカインは交感神経刺激により散瞳をきたす。
2.有機リン
正しい。有機リンはコリンエステラーゼ阻害により調節けいれんをきたす。
3.クロロキン
誤り。クロロキンは網膜症(bull's eye maculopathy)をきたす。
4.エタンブトール
誤り。エタンブトールは中毒性視神経症をきたす。
5.メチルアルコール
誤り。メチルアルコールは視神経障害をきたす。
覚えるポイント
- 有機リン=縮瞳+調節けいれん。コリンエステラーゼ阻害による。
- 治療はアトロピンとプラリドキシム(PAM)。
- 調節麻痺=抗コリン薬、動眼神経麻痺、Adie症候群。