49AM037|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
ERGが有用でない疾患はどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
ERGが有用でない疾患を問う問題です。
解説
ERGは網膜全体の機能を反映しますが、錐体は網膜全体の5%以下しか占めず、しかも中心窩に集中しています。そのため**1型3色覚(軽度の色覚異常)**のような、錐体の分光感度がわずかに偏るだけの病態では、通常のERGは正常となり診断に役立ちません。色覚異常の確定診断はアノマロスコープで行います。
詐病(他覚的な網膜機能の確認)、硝子体出血(眼底が見えないときの網膜機能評価)、網膜色素変性、先天停止性夜盲では、いずれもERGが有用です。
選択肢の確認
1.詐病
誤り。詐病では他覚的に網膜機能が正常であることを示すのに有用である。
2.1型3色覚
正しい。1型3色覚では通常のERGは正常であり診断に役立たない。
3.硝子体出血
誤り。硝子体出血では眼底が見えないときの網膜機能評価に有用である。
4.網膜色素変性
誤り。網膜色素変性ではERGが早期から減弱し診断に不可欠である。
5.先天停止性夜盲
誤り。先天停止性夜盲では陰性型ERGが診断の決め手となる。
覚えるポイント
- ERGは網膜全体の応答。局所の病変や軽度の色覚異常は捉えられない。
- 色覚異常の確定診断=アノマロスコープ。
- 黄斑局所の機能評価には多局所ERG(mfERG)を用いる。