49AM042|第49回 視能訓練士国家試験 過去問
眼球突出をきたすのはどれか。
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正解: 2
正答
2
この問題のポイント
眼球突出をきたす疾患を問う問題です。
解説
甲状腺眼症では、外眼筋の筋腹と眼窩脂肪組織が自己免疫性の炎症で腫大し、骨で囲まれた眼窩の中で眼球が前方へ押し出されて眼球突出をきたします。眼瞼後退・Graefe徴候を伴い、重症例では圧迫性視神経症に至ります。
眼窩壁骨折では眼窩容積が広がるため眼球陥凹、顔面神経麻痺は閉瞼不全、Duane症候群は内転時の眼球後退、原田病はぶどう膜炎であり、いずれも眼球突出はきたしません。
選択肢の確認
1.眼窩壁骨折
誤り。眼窩壁骨折では眼窩容積が広がり眼球陥凹となる。
2.甲状腺眼症
正しい。甲状腺眼症では外眼筋と眼窩脂肪の腫大により眼球突出をきたす。
3.顔面神経麻痺
誤り。顔面神経麻痺は閉瞼不全であり眼球突出はない。
4.Duane症候群
誤り。Duane症候群では内転時に眼球後退がみられる。
5.Vogt-小柳-原田病
誤り。Vogt-小柳-原田病はぶどう膜炎であり眼球突出はない。
覚えるポイント
- 眼球突出=甲状腺眼症、眼窩腫瘍、眼窩蜂巣炎、頸動脈海綿静脈洞瘻。
- Hertel眼球突出計で左右差2 mm以上、または20 mm以上を異常とする。
- 甲状腺眼症=眼瞼後退・Graefe徴候・外眼筋腫大・複視。