51PM021|第51回 視能訓練士国家試験 過去問
Hirschberg 試験の結果(別冊No. 3)を別に示す。 Krimsky 試験で左眼に基底外方のプリズムをあてて定量するのはどれか。2つ選べ。

2つ選択
解答・解説を見る
正解: 1・5
正答
1、5
この問題のポイント
Hirschberg試験の所見からKrimsky試験の実施法を判断する図問題です。
解説
基底外方のプリズムは内斜視を中和する向きです。Krimsky試験ではプリズムを固視眼または斜視眼の前に置き、斜視眼の角膜反射が瞳孔中心に来るまでプリズム量を増やします。したがって左眼に基底外方のプリズムをあてて定量するのは、両眼のどちらかが内斜視を示している図です。
内斜視では角膜反射が**瞳孔中心より耳側(外側)**に偏位します。図は検者から見た配置なので左の円が右眼です。①は右眼の角膜反射が耳側に、⑤は左眼の角膜反射が耳側にずれた内斜視で、いずれも基底外方のプリズムで定量します。②と④は角膜反射が鼻側にずれた外斜視で基底内方、③は下方にずれた上斜視で基底下方のプリズムを用います。
選択肢の確認
1.①
正しい。左眼の角膜反射が耳側にあり内斜視を示すため基底外方で中和する。
2.②
誤り。左眼の角膜反射が鼻側にあり外斜視を示すため基底内方で中和する。
3.③
誤り。左眼の角膜反射が正中にあり偏位がない。
4.④
誤り。左眼の角膜反射が鼻側にあり外斜視を示すため基底内方で中和する。
5.⑤
正しい。左眼の角膜反射が耳側にあり内斜視を示すため基底外方で中和する。
覚えるポイント
- 角膜反射が耳側=内斜視、鼻側=外斜視。
- 内斜視=基底外方、外斜視=基底内方で中和する。
- 反射の偏位1 mm=約7°(約15Δ)。瞳孔縁で約15Δ、角膜輪部で約45Δ。